夢・希望実現プロジェクト

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主旨

入居された方々は、日々の生活援助だけで十分との思いが強く、やりたいことなどはあきらめていることが多い。
そこで、職員とのコミュニケーションのなかから聞き出した「夢・希望」を実現することを目的とした取組みです。

要点

・入居者様1名に対して職員2名が付き添いで実施。
・日帰りが基本となるが、宿泊も可能。(宿泊費は入居者様負担)
・職員の食事代、付き添い料、施設の車両使用は負担対象外です。


 新しい大分駅に行きたい!        2015.5
夢実現
駅をバックに記念撮影


待った甲斐がありました!
やっぱり美味しいわ!


お店の前で職員と記念写真


感慨深げに市街地を見おろす


鉄道神社にお参り


好物のお寿司に舌鼓
 大分駅がリニューアルされて早2ヶ月が過ぎました。
 オープン以来、県の内外から多くの人が訪れ、駅の周辺はこれまで以上に賑やかになりました。


 そろそろいい頃かと思い、「新しい大分駅を見に行きたい」とのご要望にお応えして、
期日は異なりますが、男女2組4名の入居者様が出かけてきました。




 5月20日、まず先に出かけたのが、女性入居者様2名。目的はお買い物とお食事です。

 平日というのに、まだまだ人が多く、食事が摂れるまでかなりの待ち時間でした。

 でも、お目当てのステーキとエビフライが
出て来ると、疲れもどこへやら。

 このあと、屋上を散歩して、減ることのない人込みをかき分け帰路につきました。


 続いて2名の男性入居者様が5日後に出発。







 お一人の方は国鉄職員でした。屋上から見わたす景色が昔と変わったことに驚くと同時に、立派になった駅周辺を感慨深げに見つめていました。










 屋上には国鉄時代からあった鉄道神社が移設されており、お二人でお参りしました。












 お食事はお二人の好物のお寿司でした。
 





 新しく、賑やかになった大分駅を満喫したお二人。時の流れを感じた一日だったようですね!


 久住にドライブに行きたい!        2014.10
夢実現
久住高原を満喫するK様


BoiBoiの特製オムレツ


ボイボイの玄関先で


懐かしい味に舌鼓


鴨に餌をあげるK様


シェ・タニのバームクーヘン
「久住へドライブに行きたい!」
という夢を実現したのは
K様。









 ランチは、よく食べに行ったボイボイのオムライス。













 お店のご主人は
K様を覚えており、昔話に花が咲きました。











 次に向かったのはガンジーファーム。ソフトクリームをほお張りながら鴨とたわむれていました。










 帰りは、お土産に美味しいバームクーヘンを求めて、瀬の本にあるシェ・タニへ。ここのシェフも
K様を一目見ただけで思い出し、懐かしがっていました。

このドライブで
K様は顔が広いことに驚きました。


 主人のお見舞いに行きたい         2014.07
夢実現
少し不安な様子の奥様


早く良くなってね!
  今回は、ご夫婦で入居されている方で、現在入院中のご主人のお見舞いに行か
れた奥様のお話。

 出発するときは、少し心配顔でしたが、病院に着き、ご主人の様子を伺って安心されたのか、奥様の表情もだんだん明るくなってきました。

 話しかけることはありませんでしたが、ご主人の手をしっかりと握る姿に、職員にも回復を祈る思いが伝わってきました。

翌日、奥様から
「会わせてくれてありがとう!行って良かった!」と付き添った職員へ感謝のお言葉をいただきました!

 絵画展と飲食店に思いを馳せて!2013.05
夢実現



 今回夢を実現されたのは、御年百二歳のK様。

 K様も創設メンバーとして関与した「チャーチル会」主催の絵画展に毎年行くことを夢として実現されています。

 今年は特に会創設から60周年を迎えた記念ということで、K様の作品が特別展示されました。

 ご自身の絵を「懐かしいなぁ」と真剣に見られており、奥様を描かれた絵を前に「情景を思い出すなぁ」と当時に思いを馳せておられました。

 お昼は「ちゃんこ豊国」でお刺身定食。
懐かしいお客様に「今月いっぱいで閉店するんですよ」とおかみさんが感慨深げに話をされていました。


絵画展、飲食店どちらも昔に思いを馳せることができました。

 競輪場に行ってみたい!  2012.06
夢実現



夢実現
 当日の天候は雨でしたが、開催されているとのことで付添のスタッフもホッとしました。勝負事の前には腹ごしらえと、近くの食堂で海鮮丼を注文しました。外で食べると美味しさも増すようで、すぐに完食。

 現役時代には東京などで競輪をやったことがあるそうで、別府競輪は初めて。早速下馬評に目を通し、勝利を確信して車券を購入。その番号は「1・7・5」でした。後でお聞きすると奥様の名前を数字に返還したそうです。大当たり!がでるかと思ったのですが、ハズレでした。

 勝つことはできませんでしたが、雰囲気を十分に楽しまれて、帰路につきました。途中別府みやげを奥様にと、「温泉ぷりん」と「友永のあんぱん」を買って無事に笑顔で帰所することができました。

 家族待つ自宅へ帰りたい!  2012.04
夢実現

夢実現
 去年の今頃は「看取り」対象となり、ご自宅へ帰る
ことなど不可能な状態でした。しかし、ほぼ毎日来ら
れるご家族の愛情が、ご本人の生きる力を呼び起こして、徐々に状態も安定し、ついに今回の自宅へ帰る夢を叶えたのです。

 当日は少し肌寒い天候でしたが、ご家族が用意され
たショールに包まれ、施設を出発しました。ご自宅に
到着すると、すでにお孫さんたちが全員集まっていて
「久しぶり、お帰りなさい!」と声をかけられ、眠たさも覚めたご様子。

 短い時間でしたが、ご家族と一緒に記念撮影に納ま
ったり、庭を眺めたりしました。お孫さんの卒業祝いの話では「もう卒業か、おめでとう」とおっしゃり、ご家族が喜ばれる場面もありました。

 施設に戻り「ありがとう、懐かしかった」と言われた職員も感動しました。これからもお元気で!

 美味しい和食を食べたい!!  2012.04
夢実現

夢実現
 午前11時、タクシーに乗り込み出発。早くも笑顔が
見られ、車中は昔話で盛り上がりました。30分足らず
で目的の日本料理店があるホテルに到着。

「こんな所に来たことがない」とニコニコしながらエレベータで14階へ。日本料理「富貴野」の窓から見える、市街の眺めにうれしそうな様子でした。料理が運ばれて来ると、一品ずつ「おいしい!」と言いながら召し上がっていました。

職員と談笑しながら食事を終えて次に向かったのは、1階の売店。自分のものよりも職員へいろいろと買ってくださいました。

天候にも恵まれたのですばらしい思い出になったようです。 施設に帰ってからも「今日は良かった〜!」と満足していただきました。

大好きなお寿司を食べて、パチンコをしたい!2011.11
夢実現

夢実現



今回、夢・希望を実現したのは「大好きなお寿司とパチンコがしたい!」というO様。
 いつも通り、職員2名が付添いして「腹が減っては戦ができぬ」と、まず向ったのはお寿司やさん。回転ずしの「スシロー」で腹ごしらえとなりました。
 にぎり10巻と茶わん蒸しをペロリとたいらげた後、職員が食べようとしていた肉の炙りも欲しがるほどの食欲でした。
 本命のパチンコは、施設の近くにある「パチンコ湖月」。最近のパチンコ玉は出玉を箱に移すタイプではなく、カードにデータ入力されるので、「出た〜!」という実感が持てないようでした。
 施設に戻られ、職員から「勝ちましたか?」の質問に「まったく出なかったわぁ。大負け!」と言われていたのが印象的でした。後で付添の職員から聞くと、大勝はなかったものの、プラスだったようです。
 ともあれ、夢を実現されて、めでたし、メデタシ!
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